OUTLINE
NPO法人教育支援三アイの会概要
特定非営利活動法人 教育支援三アイの会
三アイの会(三つのあいさつを大事に行動する会)
「三アイの会」の名称の由来は、初代理事長の心の中にある『人として一番大事なことは「人のあいさつ」だ』との思いから生まれました。
人と人の出会いはあいさつから始まります。あいさつを通して人と人が繋がり合い、支えあう関係を築いていきます。ですから、私たちは、あいさつを大事にする社会を創り出していきたいと考えました。
そのあいさつは、三通りあります。
一つ目は、日常、人とであった時のあいさつです。
朝は、「おはようございます」
昼は、「こんにちは」
夜は、「こんばんは」
二つ目は、人の行為に気づいた時のあいさつです。
「ありがとうございます」
「ごめんなさい」
「すみません」
三つ目は、人に対する気遣いです。
「おや、どうしたのですか」
「お元気ですか」
「嬉しそうな顔をしていますね」
などなどです。
その三つのあいさつを「三アイ」とカタカナで表しました。人と人の関わりに大切な「あいさつ」は、人と人の関わりに大切な「愛」に通じることでもあります。
これらを通して「三アイの会」と命名しました。
教育支援三アイの会の基本姿勢は、人を大切にする「あいさつ」を心を繋げる「愛」に溢れた会でもあります。
1 私ちたは教育支援活動に取り組みます。
三アイの会を設立した私たちは、千葉県の小中学校を退職した校長や教職員を中心とした者たちです。学校現場を離れて、それぞれが自主的に地域に役立ちたいという気持ちを持って活動していた私たちが力を合わせることで「教育支援三アイの会」を発足させました。私たちは、永年精進してきた教育実践を地域に活かすことができたらと考え、地域の多くの方々との出会いを待っています。
2 「三アイの会」設立の趣旨
社会の現状の中で、目的を失い内面に精神的苦痛を抱えている児童・生徒や、不登校により正常な学習活動のできない子どもたちが各小中学校に存在します。また、育児に悩む父母や児童・生徒を取り巻く諸問題を解決したいと願っている保護者が多しいると言われています。
それらの児童・生徒や父母と互いに気持ちを共有して解決を図るため、相談活動や講演会を企画し、実施していきます。また、教育現場で児童・生徒の指導に当たっている現場の教師の悩み相談も受け、支援活動を進めていきます。
3 「三アイの会」設立の経緯
平成15年11月の新聞紙上に、千葉県がNPO組織の充実を図ることが報道され、また、運営指導や民間委託を進める内容が公表されました。早速NPOを立ち上げたいと考えましたが、まずはボランティア活動から対応を講じてきました。しかし、実質の教育支援活動をするならば、NPO法人を設立して活動した方が委託を取り巻く資金も確保できると考え認証を受ける決意をしました。
平成16年10月22日千葉県特定非営利活動法人(NPO)に認定され、同年11月1日に法人登記が終了いたしました。
4 教育支援活動についての考え
私たちは、日本の社会の現状に大きな危惧を感じています。戦後80年を迎える日本の社会は民主的な国家として成長を成し遂げてきました。そこには、人権擁護や個人の尊重、自由平等が叫ばれてきました。それは民主国家として当然のことではあります。
個人一人一人が人間として尊重され、その個人が民主主義社会を構成する責任を持たなければ成り立ちません。しかし、残念ながら現在の社会は、与えられた自由と人権に依存しているように思えます。特に戦前戦後の時期に日本社会の再建を担って来た人々が少なくなってきた今、若者には与えられた自由が自分だけのためにあると思いがちです。子どもの人権、子どもの自由、一人一ひとりが大事にされる社会、そして学校・家庭の中で、子どもは幼児期の頃から甘やかされて育てられ、心の拠り所もなく、自分の持つ感性で生きてきたと言えます。
自由の謳歌に酔う日本の家庭では、子どものやりたいことをやらせるそれだけが、育てることだと思っている親も多いように思われます。そこで育まれた脆弱な神経と心が、やがて己がどうしようもない精神状態を生じさせ、自分でも制御し得ない行動になるのではないでしょうか。そのような過去を背負って、なんとか自立しようともがいている子どもたちが全国に数十万余人もいるのです。
引き蘢もり状態の青少年に至っては全国に100万人はいるとも言われています。
このような現状の中で、目的を失い、内面的苦悩を抱えている児童・生徒の精神的立ち直りと、不登校による正常な学習活動のでき得なかった子どもたちの支援活動をしたいと思っています。
また、育児に悩む父母の方々の気持ちを共有し、悩みの相談を受けてその支援活動と、このことについての講演会なども開催して行きます。また、教育現場で児童・生徒の指導に悩みを持つ教師の支援活動にも努めて行きますと考えています。
理事長 佐 藤 美 小 王
主な経歴 元 我孫子市立我孫子第一小学校長
元 我孫子市立我孫子中学校長
元 千葉県中学校長会長
元 千葉県教育庁香取地方出張所長
元 教育NPOちば副理事長
元 千葉県退職校長会長
NPO法人教育支援三アイの会役員構成
理 事 長 | 佐 藤 美小王 |
副理事長 | 三 輪 多恵子 飯 田 肇 |
理 事 | 川 村 絹 慧 菰 田 小喜子 |
鶴 長 文 正 山 本 健 治 | |
有 澤 規 好 | |
監 事 | 佐久間 貴美子 平 塚 敦 郎 |
賛助会員(順不同) | |
岩 瀨 良 三 | 元参議院議員 元佐原市長 |
增 谷 信 一 | (株)増谷恒産代表取締役 |
小 林 健 | 元県教育庁船橋地方出張所長 |
白 木 正 之 | 元三菱電機株式会社部長 |
秋 山 克 己 | 柏第一ホテル代表取締役 |
田 居 照 康 | 有限会社小金タクシー代表取締役 |
西 辻 正 二 | 有限会社ニシツジ代表取締役 |
根 本 梅 二 | 元松戸市立北部小学校長 |
多 田 揚太郎 | 元松戸市立第二中学校校長 |
吉 岡 亮 | 元松戸市立相模台小学校長 |
小 島 一 夫 | 元我孫子市立我孫子第二小学校長 |